肩の痛み
肩の痛みでお困りの方 京都市西京区洛西口・桂川の整体院【京都中丸整体カイロプラクティック】です。
誰もが一度は経験したことのある「肩の痛み」。自然と痛みがなくなることが多いので、医療機関を受診しない方も多いのではないでしょうか。しかし、肩の痛みをそのまま放置すると次第に悪化し、最終的には大きな手術が必要となることもあります。
基礎知識:肩の構造を理解すると肩の痛みがわかる
そもそも「肩」とはどこからどこまで??
たくさんの方を診ていると、たまに患者さんが「背中が痛い」と指し示す場所が、私たちから見ると「肩」であることがあります。また反対に患者さんが「肩が痛い」と指し示す場所が、正確には「首」であることがあります。人によって肩の範囲は漠然としており、とらえ方は人それぞれです。では医学的な観点から「肩」はどこからどこまでを指すのでしょうか。
肩は、肩甲骨上腕関節、肩鎖関節、胸鎖関節、肩甲胸郭関節の4つの関節で作られており、これらの関節をひとまとめにして肩関節と呼んでいます。このように骨格から見ると肩は、鎖骨・肩甲骨・上腕骨頭までを含み、かなりの広範囲な部分を指すことが分かります。肩関節は様々な方向に複雑に動かすことができる、体の中で可動範囲が一番大きい関節です。その分、関節に対して靭帯などの結合組織の割合が少なく細やかな筋肉の動きによって安定性が保たれています。
その為、一部の筋肉が損傷を受けたり、うまく動かなくなると正しい肩の動きを保てなくなってしまいます。そのような状態を放置していると四十肩やインピンジメント症候群などの障害に発展していきます。症状を改善していくためには細かな評価が必要となります。
まれに、内臓疾患の関連痛として肩に痛みを生じることがあります。外傷など思い当たるきっかけがない場合は注意が必要です。
注射をする、手術をするなど肩の痛みを治療する方法はありますが、痛みが治っても、同じような肩の使い方を続けると、また肩を壊してしまう可能性があります。肩を大切にしていくには、その原因の改善を、全身から考えていかなければなりません。これから肩の痛みを抱える方がさらに増えてくると考えられるからこそ、肩の使い方や肩に負担をかけている歪みを見直すことが、これからの肩痛治療で重要視されることになっていくと思います。