産後の股関節の痛み
出産後は体のいたるところが痛くなりますが、なかでも股関節の痛みを訴えるママさんたちは非常に多いです。
ひどい場合だと、股関節痛のために歩くこともつらい状況になってしまいます。
どうにかして痛みを和らげたり、解消したりしたいですよね。
ここでは、当院の産後の股関節痛について詳しく説明致します。
こんな症状ありませんか?
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股関節痛の原因は?
1.物理的な弱さ
骨盤にあなたの足(太ももの骨)が付いています。このつなぎ目を股関節と言い、片側の足は約10kgの重さがあります。
股関節からすると常に引っ張られている状態なので、緩みやすくズレやすいのです。
2.ホルモンの影響
妊娠中はリラキシンというホルモンが骨盤などの骨と骨とのつなぎ目を緩めて出産をスムーズにします。
このホルモンは全身に作用するので、全身のつなぎ目が緩まります。結果的に股関節も緩みやすくなります。
3.解剖学的な作り
股関節は骨盤に付いているので骨盤が少しでもズレたり、緩んだりすると股関節にも影響が大きいのです。
実は骨盤の影響を受けやすい作りなのです。
4.筋肉への物理的な負担、疲労
育児による今まで以上の筋肉への負担です。負担により筋肉は硬くなります。柔軟性がなくなると引っ張られることに弱くなります。
だから少し引っ張られることでも神経痛が出やすくなります。
5.その他(ストレス、間違った使い方など)
ストレスは交感神経が高まるので筋肉を硬くします。結果、股関節周辺の筋肉が硬くなり痛くなります。
「少し痛いくらいの方が効いている感じがする」と間違ったストレッチのやり方をしている人もいます。
股関節痛はいつまで続く?
股関節の痛みがいつまで続くかは、かなり個人差があります。
ひどい場合だと1年以上股関節の痛みが続くということも珍しくありません。
出産後は緩んだ骨盤が徐々に元の状態に締まってくるのですが、この時に座り方が悪かったり、姿勢が悪かったりすると骨盤が歪んでしまうことがあります。
骨盤が歪んでしまうと、股関節に負担がかかる状態がなくならないので、股関節の痛みも続いてしまうということになります。
重要なことは、産後に骨盤が歪まないようにしてあげるということです。
骨盤さえ歪まなければ、産後しばらくすると股関節の痛みも徐々に和らいできて、その後自然に股関節痛が解消されるでしょう。
股関節痛を解消するためには、骨盤を歪まないように予防する、もしくは歪んでしまった骨盤を元の位置に戻してあげることが大事になるということです。
京都中丸整体カイロプラクティックでは、
骨盤の歪み(開き)を整え、股関節の位置を調整(曲げ、伸ばし、内転運動、外転運動、内捻り、外捻り、つまりの全ての運動をチェックし動きの悪い所の改善と位置の調整)
施術後は、骨盤が開きにくいように
エクササイズや開きやすくしている筋肉のストレッチ、歪みにつながる日常生活の癖などのアドバイス、
小さいお子さんがいるからこその動作の注意点などを教えさせて頂いております。
骨盤矯正は、今まで歪みのクセがついてしまったお体に本来あるべき正しいクセをつけていきます。
歪みの大きさにより個人差はありますが体が正常な位置に戻っていくにつれ、痛みも徐々に軽減していきます。
一度の矯正で痛みが全くなくなる方もたくさんおられますが、痛みの再発防止、健康維持のためしっかりとスケジュールを決めてやっていくことが望ましいです。